108つある煩悩と上手く付き合っていこうよ

Mindfulness マインドフルネス

最近では『自己肯定感』『承認欲求』なんて言葉を良く目にする様になりましたね。

心理学に基づいた『行動心理学』をビジネスシーンや婚活、恋愛セミナーなんかで使われることも当たり前になっています。『返報性の原理』とかハロー効果、カクテルパーティ効果なんてよく聞きます。

現代社会って、一言で言っても人それぞれの立場や置かれている状況なんかで違うけど、
何かと不安や悲しみといった、ストレスが多いのでしょうか?

なんで今回こんな話をするのかと言うと、
先日友人とワインを飲んでた時に、その友人は,何年かしたら30歳になると言う。

で、『大人になる』ってキーワードから始まり『もっとしっかりしなくちゃ』から
『でも、休みの日には色んな欲求に負けて自堕落な時間を過ごしているんだよー』
って話になって、『煩悩に負けちゃうんだよねー』って言っていたんですね。

なるほど、人間って基本ズボラで怠け者にプログラムされているから、そうなっちゃうよね。

そんな話の流れで、もちろん冗談っぽく友人は『この煩悩無くすのにはどうしよう』

って言ってたんで、すかさず僕は『煩悩なんか無くそうとしたらダメなんだよ!』
『そもそも煩悩が悪いって風潮も好きじゃないし、高位のサトリを目指している修行僧以外、全く気にすることないんだぜ!』って言いました。

もちろん、愚痴ばっかり言っている人とは友人になれそうに無いし。
喧嘩っ早い、高圧的な人間ってのもね・・・
自分は他人に与えないのに、貰うことばかりの人も見かけます。
まぁ、こういったタイプの人間にならないように、反面教師だと思っていますけど。

そうした意味では、煩悩ってあまり人前には出さない方が良い。
ただ、この時友人に言った本心は、『人は本来、究極的に自由だと云うこと。』

僕の見立てでは、人間に備わっている自由に動く体の機能とか、
見たり聞いたり味わったりする5感を最大限に使い倒して、
この地球に産まれた喜びを味わい尽くすことが、
役割の一つだと云うこと。

僕たちは良いも悪いも、高潔さもだらしなさも持っていて、快楽に溺れることもあったり、仕事に真剣に取り組んだりしながら生きています。
その中で他人と関わるとき、喜怒哀楽を表して『自分は今、ここにいるんだよ』って言い合っているんですよね。

これを以って、人生なのですから『悪いこと』ばかり排除したらダメ。

果たして、
煩悩が108つ在るかどうかは別として、
全てひっくるめて上手く付き合っていけたら
みんな、もっと楽になれるんじゃ無いかと思います。

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