最近は特に思うのが、日本の物流は世界一なんだろうなと、云うこと。
東京に住んでいると世界中から色々な物が届いているので、好きな時に現地と同じように楽しめるなんて嬉しくて仕方ありません。確かにコロナ禍でイタリアの船便は今大混乱だそうですが・・・
それでも、いつしかお腹がはち切れんほどフィレンツェで食べた『Tボーンステーキ』が東京で味わえる!トスカーナ州、キアーナ渓谷の名前のついた最高級ブランド牛『キアニーナ』と呼ばれる白い大きな牛。なんと言ってもその肉質が堪りません。真っ赤できめ細かく、噛みごたえがあるので咀嚼していってどんどん旨味が出てくる。
フィレ側の繊細で柔らかな食感とサーロイン側の旨味ある赤身、かぶりの脂まで炭火の焼きたてのビステッカは飽きずにガッツリ頂けますね。2017年の秋にフィレンツェのワイナリーに行った時、その訪れたキアンティの造り手の計らいで『折角だからビステッカ焼きましょう』とランチで出していただいたのですが、3人で1.5kgぐらいの肉塊がドッカーンと置かれた時にはちょっと眩暈がしたのを覚えています。
実は、その前日からフィレンツェ入りしていたので、嬉々揚々とディナーにビステッカを頂いていたんですよね。1人1kgぐらい・・・そうしてランチのTボーンステーキをキアンティワインで流し込んだんですが、飲み過ぎ&食べ過ぎで、その日の晩はさすがに体調を崩しそうになりましたね。
キアニーナは赤身の肉らしく血の鉄分を感じるので、シエナの銘醸赤ワイン、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノとの相性たるや思わず『生きてて良かった〜』とでも呟きそう。
Beef Steakもし、ピエモンテワインと合わせるならバローロよりもバルバレスコをお勧めします。こちらの方がバローロより鉄分を感じるので、肉を食らうのならバルバレスコと覚えておいてください。
勿論、飲み頃を迎えた熟成のバローロ、たとえばアルドコンテルノの物などは、美味しく楽しめますけど。
トップの画像はキアニーナですが、フィレの付いていない通称Lボーンステーキですね、これで1.2kgほどでしょうか?
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