オルネッライアでは2006ヴィンテージ以来、その年ごとに違う現代美術アーティストを迎え、芸術作品の創作及び、限定ボトルのオリジナルラベルを作成、限定本数でリリースしています。
オルネッライア2013ヴィンテージのテーマは「L’ELEGANZA」。エレガンスという意味が込められた2013年のラベルデザインを手掛けたのは日本人アーティスト曽根裕氏。
あの素晴らしいオルネッライアのラベルを日本人アーティストが描くなんて、とても嬉しいですよね。
今回はこちらを深掘りしていきましょう。
曽根 裕 氏
1965年静岡県生まれで、東京藝術大学美術学部建築学科卒業後、スイスのクンストハレ・ベルン、コロラドのアスペン美術館、シカゴ大学ルネッサンス ソサエティ(以上2006年)、ロサンゼルス現代美術館(2003年)、豊田市美術館(2002年)などで個展を行なうほか、2003年の第50回ヴェネツィア ビエンナーレでは小谷元彦氏とともに日本館の製作を行ないました。
これまでの作品はシカゴ美術館、アトランタのハイ美術館、スイスのクンストハレ・ベルン、森美術館、ロサンゼルス現代美術館、東京都現代美術館、ニューヨーク近代美術館、ロンドンのテート・ギャラリー、ニューヨークのホイットニー美術館などに所蔵されています。
曽根氏が選んだカッラーラの大理石採石場
曽根氏は「大理石は長い間使ってきた素材なので、オルネッライア2013ヴィンテージの「エレガンツァ」を表現するというこの依頼を受けたとき、行くべき場所は、はっきりと分かっていました。カッラーラの大理石採石場、ミケランジェロが彼の有名な作品に使った石を採石した場所です。ここは高い山の上にあり、海に向かってそびえる純白の大理石の崖に周囲を囲まれた魅力的な場所で、一緒に来てくれたアーティストの友達とピクニックを楽しみました。
この作品の様にピクニックをしたそうですね、曽根さん。
この、自然の崇高な美しさの典型のような場所で、友人たちと食事をし、素晴らしいワインを分かち合う事こそ、比類ない体験だと言っていますね。
確かに、上のカッラーラの写真を見ると、空が広く、山、谷、緑と大理石といったコントラストが独特の場所だと気付きます。そして、なんと言ってもミケランジェロがここの大理石で素晴らしい作品をたくさん残していると思いを馳せると、『崇高な美しさの典型』が良く理解できます。
僕たちも、日常的にワインを飲んでいますが、気の置けない友人たちと食卓を囲む喜びは格別ですよね。こうしてアートの意味が理解できると、よりそのワインが好きになってしまう。
このオルネッライアのヴェンデンミーア・ダルティスタ・プロジェクトは文化的で素晴らしいと思います。折角なので、他の年のアートラベルの画像貼っておきます。
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